Energy Pitchのチームが福島に
越境してフィールドワークするスタディツアー
(福島学カレッジ・オータムフィールドワーク)
3日目、最終日です
今日はまず「リプルンふくしま」を見学
こちらは特定廃棄物埋立の情報館
放射線に汚染されたゴミの処分について学びます
福島第一原子力発電所の事故によって
家庭などから出された放射線物質をふくむ
(ふくむ恐れのある)
大量のゴミ(廃棄物)
安全に処理するためのプロセスを知りました
放射線量の測定も体験
ほんの少し位置が変わるだけでも違いが
除去の重要性を肌で感じました
次に向かったのは
除去土壌の中間貯蔵施設
福島第一原子力発電所を取り囲むように
福島県内で除染された土壌や廃棄物を
最終処分までの間、安全に集中的に貯蔵
その量は1400万立方メートル
東京ドーム11杯分
私たちの足の下は除染された土壌
直接盛るのではなく
遮水シートをひきながら何層にも積み上げ
最後は普通の土をかぶせて管理
安全性への徹底に驚きます
一方で、この地での除去土壌の管理期間は30年
除去土壌の受け入れ先は
まだ決まっていない
残りの20年でどのように進むのか
今後の大きな課題です
スタディツアーの最後は
福島第一原子力発電所の近くへ
途中に被災した海洋資源の研究所が見えました
震災前は原子力発電所の温水を活用し
魚の飼育など研究がおなわれいました
現在でも、この区域は道も規制されています
原子力発電所から約3kmの高台へ
福島第一原子力発電所が間近で見えます
2011年3月11日の東日本大震災
あれから13年
3日間の福島スタディツアーは
私たちに多くの「今」を見せてくれました
本校の生徒がポツリと一言
復興のゴールって何ですか・・
室長も同じ気持ちです
フィールドワークやインタビューで
とてつもない量の、今まで知らなかった
情報が自分に入りこんできました
すべてが「切実」
だからこそ、よく整理して自分で考える
自分の問いをもって、論点をあきらかにして
答えに向かうことが大切かと思います
そして当たり前を、当たり前と見ずに
「違和感」をとらえること
疑問をもつことが問いのはじまりであり
探究のスタート
今回のスタディツアーで学ばせていただきました
たくさんの学びをもって静岡に帰ります
ツアーを企画・運営くださった開沼先生
研究室の皆さま、福島の皆さま
本当にありがとうございました