今年の秋も福島に・・
越境フィールドワークのスタディツアー
福島学カレッジ・オータムフィールドワークへ
主催は東京大学大学院開沼研究室
協力は環境省
2泊3日で福島県へ
東日本大震災や原子力災害の被災地域を訪問
その目的は
東日本大震災・原子力災害にかかわる
諸課題にについて
福島での現地スタディーツアーの中で
最前線の現場や関わる人との交流を通して
他では得られない学びの機会をつくる
被災地域のフィールドワークを通じて
自分自身の手足を動かし
問いを立てて論点をもって事実をつかみ
答えを(わからないことも)出していく
探究と研究をつなぐ最前線の学び
全国の中高生が参加
今年も本校の生徒と参加させていただきました!
前編はフィールドワークを中心に紹介
こちちは双葉駅周辺

2022年に駅周辺の
特定復興再生拠点の避難指示が解除
昨年にはなかったスーパーマーケットが
駅前に出店されていました
人の集まりは復興への大切なカギ
変化していく町を見ることができました
一方で、震災当時の様子も残っていました

私たちに語りかけてくれます
移動して伝承館へ
2020年に開館された伝承館は
復興への途を歩んできた福島の記録と記憶を
防災・減災の教訓として未来へつなぐための施設
福島学を主催する東京大学開沼先生は
構想の段階から参画されています
震災の記録が展示され、見る人の心を動かします

次は浪江町の請戸小学校を見学
福島県の震災遺構の1つで
震災の津波から
全員が無事に避難することができた学校です

中に入ると津波の猛威を見せつけられ
自然と脅威と災害の怖さを実感します
小学生たちが避難した大平山から見た海

平野が広がっていますが
本来は住宅や建物があった場所
その姿は震災によって変わりました
大熊町に移動して中間貯蔵施設を見学
除去土壌を最終処分までの間
安全に集中的に貯蔵しています
その量は1400万立方メートル
東京ドーム11杯分
実際に貯蔵されている地面の上に立ち
放射線量を測定してみました

除染土壌は直接盛られているのではなく
遮水シートをひきながら何層にも積み上げ
最後は普通の土をかぶせて管理
徹底した安全管理とその技術を知ります
近くには福島第一原子力発電所が見える高台が

2011年3月11日
あれから14年
その目に映った被災地の「今」
参加者は、それぞれの思いで見つめます

最後は富岡町の廃炉資料館へ
原子力事故の事実と廃炉事業の現状を知ります
被災地のフィールドワークは
地域や暮らす人々の、多くの事実と切実さ
そして日本の今と未来を考えるができました
東京大学開沼研究室の皆さま
ツアー関係者の皆さま、福島の皆さま
ありがとうございました
後編に続きます

