福島への越境スタディツアー
福島学カレッジ・オータムフィールドワーク
前編に続き、交流とアウトプットを紹介する後編
(前編はこちら)
まずは飯館村長泥地区へ

飯館村は福島第一原発の事故で全村民が避難
2017年には村内の大部分の区で避難が解除
しかし長泥地区は帰宅困難区域に指定され
飯館村で唯一、避難指示が解除されませんでした
長泥地区は環境省による「環境再生事業」を実施

村内の除染で発生した土壌のうち
放射能濃度の低いものを盛土材に利用し
農地を造成するための事業が進められました
2023年には長泥地区の一部で避難指示が解除
今後の復興が模索されています
関係者の皆さんと直接対話させていただきました

これまでの経緯や背景、思いを聞きました
質問や疑問にも丁寧に答えていただきました
次は浪江町へ
道の駅なみえで開催される「浜フェス」に参加
フェスでは、福島県浜通りの魅力を多くの人に紹介
震災後の復興がすすむ地域の暮らしも発信
このなかのステージイベントでプレゼン
テーマは
福島県浜通りに人を集め
輪を広げるために何が必要か
与えられた時間はグループごとに3分間
ツアーを振り返り整理します

移動中のバスの中で準備
「印象に残ったこと」や「おすすめするポイント」
「発見した課題」などを出し合います
会場に到着、多くのひとで賑わっています
もうすぐ本番
直前まで打ち合わせ

そして、いよいよプレゼン開始
「浜通りツアー」「花の町プロジェクト」など
自分たちの目でみて聞いて、感じた魅力を表現

フィールドワークを通して
課題をとらえる力も高まっていました
会場からは温かい拍手が
熱い思いも伝えられました
ここでツアーすべてのプログラムが終了
充実した3日間でした
自分の「問い」をもち
福島、被災地の「今」を知り「未来」を考える
探究、そして研究のフィールドワークの価値
社会のしくみや人々のつながり
自分自身の五感すべてで学ぶことができました
ツアーを運営していただいた皆様
東京大学開沼先生、研究室の皆さま
福島の皆さま
本当にありがとうございました
